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体験談

「天体観測」初心者の観測方法と注意点3つ

[6記事目] 2021年12月14日「天体観測」の体験レポート

こんにちは、かっき~です。

かっき~

みなさんは
「流星群を見たい」と思ったことはありますか?

・・・

今回の記事は、
「天体観測」の体験レポートです。

初心者の僕が「天体観測」に初チャレンジして、
体験の中で分かったことや注意点をまとめました。

今回観測した天体は「ふたご座流星群」です。

また、iPhoneを使って流れ星の写真を撮ることも出来たので、
後半は [使用アプリの設定] や [撮影時の注意点] も紹介します。

これから天体観測に挑戦したい」という方は、
ぜひ参考にしてみてください。

「ふたご座流星群」とは

「ふたご座流星群」は、
毎年12月5日頃から12月20日頃にかけて出現する流星群です。
そして、12月14日前後に活動が最も活発になる極大(ピーク)を迎えます。

年間三大流星群の1つに数えられています。

[年間三大流星群]
・しぶんぎ座流星群・・・1/1~1/5頃 (1/4前後がピーク)
・ペルセウス座流星群・・・7/20~8/20頃 (8/13前後がピーク)
ふたご座流星群・・・12/5~12/20頃 (12/14前後がピーク)

体験するきっかけ

「ふたご座流星群を観測してみたい!!」
今回の体験はそんな急なモチベーションから始まります。

僕は天体が好きで星を眺めるのも好きです。

「天体に関する作品」を何度も制作する程には星が好きです。(計10作品以上作ってます)

しかしながら、

かっき~

流れ星って何だか観測するのが難しそう…

そんな認識が何となくずっと頭にあって、
天体観測はややハードルがあるものだと思っていました。

なので今回の「ふたご座流星群」以前に
実際に流れ星を見た経験はほとんど無い状態でした。

けれでも「機会があれば観測したい」とずーっと思っていて、、

ある日ツイッターを眺めてたら流星群の話題が目に入り、
数日後に「ふたご座流星群」のピークが訪れるということで、

「…今年はちゃんと調べてチャレンジしてみるか!」と一念発起しました。

ノリと勢いによるきっかけは大事だと思います。

流星群の観測可能日極大時刻を調べる際には、
国立天文台(NAOJ)」によるページが参考になります。

体験レポート

下準備と計画

まずは観測するための下準備をしましょう。

流れ星のかがやきをしっかりと確認するためには、
「①観測場所」と「②観測方法」を事前に調べておくことが重要です。

観測場所

観測場所は昼~夕方のうちに事前に探しておくことをオススメします。

ポイントはとにかく「街灯が少なく暗い場所」を場所を探すことです。

僕の場合は夕方に家の近辺を歩き回ったところ、
最も良さそうな観測場所として「土手」を選びました。

他にも案として「公園」や「グラウンド」も考えていましたが、
深夜になると防犯灯の光が強くなることが分かり候補から外れました。

観測場所の近くに「街灯などの光源」があると、
小さな星の光を捉えることが難しくなってしまいます。

これは自分の体感ですが街灯が視界に入るだけで、
4等星以下の光はほとんど見えなくなってくるように感じます。

また「月の光」も少なからず天体観測には影響するので、
月が沈み出す午前二時頃東側の空が観測チャンスになります。

太陽も月も星も、西側に沈んでいくように見えるので、
その反対側に目を向けたほうが光の影響が少なく観測できます。

方角がよく分からない場合は、
方位磁針アプリを使用するか太陽が沈む方角
まずは確認しておくと分かりやすいと思います。

観測方法

観測場所が決まったあとは、観測方法を確認していきましょう。

今回観測した方法は「目視」と「iPhone撮影」の2つです。

「目視」する場合

「ふたご座流星群」の放射点(α星付近)は一晩中観測できるため、
ふたご座のまわりを全体的に見渡すように観測するのが良いと思います。

ふたご座の位置をリアルタイムで確認する際には、
iPhone用の無料アプリSky Tonightを使用しました。

目視で観測したい方は、ここまで準備できれば天体観測スタートです!

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「iPhone撮影」する場合

撮影には有料アプリ星撮りカメラさん三脚を使用しました。

↑今回6時間ほど天体観測した中でのベストショットです。

参考までに僕が撮影した際のアプリ設定を記載します。

  • モード ー 「星グル」または「星空」を使用
  • ISO感度 ー 400~3200の範囲が目安
  • WB - ホワイトバランス調整(数値が高いと白黒に近くなる)
  • SS ー シャッタースピードは任意

こちらのアプリは無料版「星撮りカメラくん」も公開されていますが、
撮影時の設定項目が少ないためこちらは調整が困難になります。

各項目の設定を調整したら、iPhoneを「三脚」に固定します。

撮影中は決してカメラを動かしてはいけません。

シャッタースピ―トをたとえ短く設定したとしても、
わずかでも動くとキレイな写真が撮れないので三脚は必須です。

三脚はしっかり安定して自立するものを準備するのが良いです。

三脚の固定が完了したら次は[FOCUS]から焦点距離を決めます。

iPhoneを三脚に固定したまま撮影画面を確認し、
星の光がぼやけずにはっきり映るFOCUS値に調整します。

何度か試し撮りを行い問題なく撮影できるまで設定を調整します。


iPhoneで撮影したい方は、ここまで準備できれば天体観測スタートです!

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今回の体験結果

今回紹介した方法で自分の場合だと、
50個以上の流れ星を目視で観測することができました。

目が慣れてきてよく見える時間帯では、
30分のうちに15~20個ほどの流れ星を観測できました。

注意点(3つ)

屋外で天体観測する際には注意点があります。
体験してみて分かったポイントを3つ紹介します。

■ 注意点1:冬の深夜はとても寒い

「ふたご座流星群」は12月中旬に出現するため、
屋外で天体観測を行う際には防寒対策が必須といえます。

上着を多めに着こみ、マフラーや手袋を用意しましょう。

また屋外の観測で、地面に座ったり寝転ぶ場合には、
下に敷くものは「段ボール」が熱が奪われにくくて良いです。

余った段ボールを2枚ほど重ねておくのが良かったです。
地面はかなり冷たくレジャーシートはオススメしません。。

■ 注意点2:観測場所が思ったより大事

観測場所によっては周りの光が視界にちらつくため、
星空を凝視しているだけでも目がとても疲れます。

天体観測の現場など、人が「暗い場所」
目が完全に慣れるまでにかかる時間は30~60分程度です。

「明るい場所」に慣れる時間は40秒~1分に対して、
「暗い場所」に慣れるまでの時間の方が実はかなり長いです。

そのため、観測中に強い光が視界に入ってしまうと、
それだけでまた目が慣れるまでの間に負担がかかるのです。

観測場所はとにかく暗い場所を探しましょう。

それでも周りに光が見えてしまう場合には、
パーカーを深く被るなどして視界を制限すると良いと思います。

■ 注意点3:体調管理には気を付けましょう

気温が低くなるにつれて身体が冷えることに加えて、
深夜帯の観測になると睡眠不足により体調を崩しやすいです。

観測中に体のふるえや寒気などがひどい場合には、
無理をせず途中で休憩をはさむか暖を取りましょう。

僕の場合だと観測中に寒気とやや頭痛が出てきたので、
一度帰宅してから毛布の中で仮眠を取るなどしました。

体調管理は普段以上にしっかり行うことを心がけ、
防寒着は想定より1,2枚多く着ることを意識した方が良いです。

まとめ

今回の記事では「天体観測」ついて、
初めて体験した中で分かったことや注意点をまとめました。

かっき~

満天の星はとても印象的で、
深く思い出に残る体験でした。

「流星群」はさまざまな時期で観測することができます。
また、星座を見るだけであれば天気が良ければいつでも可能です。

今回の記事で興味を持った方は、
星を眺めて空想にふける時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

それではまた次の記事で。

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